松坂桃李という俳優【劇場版MOZU感想】
劇場版MOZU、見てきた。
ドラマはシーズン1の途中から見始めていて、なぜ一話から見ていなかったのだろうと後悔したくらいどハマりした。
当初、シーズン2がWOWOWでしかやらない疑惑で加入するべきか悩むくらいはまった。*1出演者皆さんが迫力のある演技。主演の西島さんは当然かっこいい。が、特に惹かれたのは池松壮亮さんのキチガイ演技である。ナース姿で病院内を徘徊し、虐殺していくシーンが映画を含めても私の中でナンバーワンのシーンである。サイコパスな殺人犯にも関わらず、何故か彼を応援するほど魅了された。
そして映画版で登場する、松坂桃李くん。
桃李くんが出ているドラマって考えてみればサイレーンが初めてで、どういう俳優さんなのか知らなかった。調べてみると、恋愛映画とか戦隊モノとかが多くて、正義系の役者なイメージ。
やはりMOZUでの役が初めての【悪役】とのことである。(内容的に悪役という位置付けはおかしい気もするが狂気犯的な意味では悪役である。)
北山さん目当てで見ていたサイレーンも、優しい雰囲気の、正義感溢れる刑事役。
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MOZUでは池松さん演じる新谷と並ぶ程のきちがいっぷり。MOZUの権藤という役は、私の中の桃李くんのイメージを180度変えた。それと同時に、優男【松坂桃李】は幅広い役を演じることができる【俳優 松坂桃李】なんだ、と実感させられた。全然優男感出てなかった。権藤がめぐみを解放したと見せかけて、大杉とめぐみを殺そうとした時とか、東と喋ってる時とかひえええ殺される逃げてえええと思った。主要キャラだからぜったい殺されないとわかっていたが絶対殺されると思った。それくらい、狂気的で恐ろしかった。
新谷を崇拝しているので女装キチガイverも拝める。
新谷が模倣犯である権藤との対決が映画一番の見所だったかな、というかんじ。やはりナース姿の虐殺に勝るシーンはなかった。しいていえばやはり桃李くんのテロシーンかなあ。あのシーンのドキドキは、見たいけど見られない!と、手で顔を覆って指の間からちらっとみるようなそんな感覚。(でもがっつり見てる)
奇声をあげたり、狂気的な表情はもはや私の知っている(知らないけど)桃李くんとは全くの別人で、本当に心の底から「俳優ってすごい」と思わされた。こんな風に純粋に演技だけを見てすごいと思った俳優さんは久々である。かっこいいだけの俳優じゃなかった。本当に凄すぎて、鑑賞途中から、「ぜったい桃李くんのことブログに書こ」と決めた。
ファンというより、同世代だからこそ、尊敬するというか、「この人すげえ」である。
ドラマ期間中の映画出演だと、役同士を比べられるから面白い。
桃李くんが出演することも知らなかったし、MOZUの真相が知りたかったのと、池松さんの新谷がまた見れることを楽しみに行ったのに、まさか彼にこんなに魅了されてしまうとは。
ぜひ今後もいろいろな役を演じる彼を見てみたいと思った。
*1:結局地上波でもやった